診療科・部門・センター紹介診療部 呼吸器内科

呼吸器内科医員 池田 美穂の症例報告がRespiratory Medicine Case Reportsに掲載されました。

「右片側大量胸水精査中に診断された、横隔膜交通症の1例」

Miho Ikeda, Yukihisa Hatakeyama, Shoko Murakami, Rika Hashimoto, Shunsuke Tauchi, Yuriko Yonekura, Hisashi Ohnishi.
Surgical Repair of Hepatic Hydrothorax Caused by Diaphragmatic Fistula
Respir Med Case Rep. Volume 32, 2021, 101325, ISSN 2213-0071,
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2213007120305396?via%3Dihub

咳や呼吸苦で受診され、肺の外に水が溜まる「胸水」を指摘される患者様も少なくありません。胸水は肺炎や悪性腫瘍などの肺の疾患が原因となることが多いですが、今回は腹部疾患である肝硬変により生じた「腹水」が横隔膜に開いていた小さな穴を通って「胸水」として溜まっていたいた事がわかりました。横隔膜の穴を閉鎖する外科治療後は「胸水」は再燃することはありませんでした。「胸水」を肺の疾患だけと決めつけず、全身の状態を把握したうえであらゆる可能性を考えて検査、診断、治療に至った症例報告です。