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ヒップフラクチャーセンターおよび骨粗鬆症専門外来開設のお知らせ

医長 脇 貴洋(骨粗鬆症認定医)

ヒップフラクチャー(大腿骨近位部骨折)は受傷1年後の死亡率が20%程度と言われている非常に怖い骨折でご高齢の方に多く、社会的な問題となっています。欧米では48時間以内に手術を行うことで1年後の死亡率を大きく下げられたと報告があり、早期の手術を行うことが推奨されています。しかし、日本では施設のマンパワーの問題で、手術待機期間が全国平均4.5日というのが現状です。当院では以前から麻酔科のご協力の下、早期手術を目指した体制を構築しており、来院後平均約24時間で手術を行えています。また高齢者の方はたくさんの持病を持っておられることが多いため、入院後早期から当院の総合内科の医師に全身管理を頂くことで手術待機期間の短縮および患者さまの予後改善につながっています。この取り組みを院外の皆さまにより知っていただくために、2019年4月からヒップフラクチャー(大腿骨近位部骨折)センターと冠称をつけ、救急隊の方々にも「ご高齢の方が転倒されて臀部を痛がっている」場合は、当院をお勧めいただくようにお願いをしております。

同じく2019年4月から骨粗鬆症専門外来を立ち上げ、クリニックなどから治療の難しいような症例をご紹介いただき、当院で治療方針を練り直させていただくような専門外来を開始しております。治療方針決定後はかかりつけの医療機関で治療を継続いただき、その後は1年ごとに当院でもフォローをさせていただく予定です。

ヒップフラクチャーセンターならびに骨粗鬆症外来をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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